建設業社会貢献活動推進月間中央行事で岩国支部が受賞しました！
（社会貢献活動功労者で岩国支部（森近支部長）が受賞式に出席）
（一社）全国建設業協会（全建）では、地域の建設企業が行っている社会貢献活動を国民に正しく理解・認識してもらうために、平成１８年より毎年７月を「建設業社会貢献活動推進月間」と定めております。
７月の月間中には各県建設業協会は会員企業と連携して、地域建設業界の実践している幅広い社会貢献活動を広くアピールするとともに、公共事業への理解を深める活動を展開しています。
その一環として、全建主催による、第１１回目の「建設業社会貢献活動推進月間中央行事」が去る７月２１日に東京都の経団連会館において開催されました。
冒頭、近藤全建会長からは、「東日本大震災から５年が経過し、１０年間の復興の総仕上げに向けて新たなステージに移行した矢先、本年４月１４日には熊本地震が発生した。長期間にわたる大規模な余震が続く中、それに追い打ちをかけるように６月２０日からは九州・中国・四国地方の広い範囲で大雨となり、熊本では土砂災害による死者も数名出ており、自然の脅威をまざまざと見せつけられた。改めて日本が災害大国であることを再認識させられると共に、建設業に課せられた地域の安全・安心を守るという社会的使命の重さを痛感した。 これまでも我々建設業界は災害対応を含め、様々な社会貢献活動を行ってきているが、国民や社会に正しく認識されるためにより一層のＰＲ活動が必要である。」と挨拶されました。
挨拶の後、全国で１７の協会、１６社の会員企業が災害復旧支援活動や環境美化活動など７つの部門毎に受賞式が行われました。
岩国支部では、支部会員を中心とした社会貢献活動として、「錦川流域河川一斉清掃」に実行委員会の一員として参加、平成１２年より１６年実施してきた実績が認められ、「環境美化活動」部門での受賞となりました。
受賞式の後は、恒例の活動事例について、箱根大涌谷での活動を含む下記３事例について発表されましたので、各事例内容を要約して紹介します。
��(一社)湘南建設業協会「箱根大涌谷の火山活動に備えた”箱根見守り隊”の活動について」
平成２７年５月６日に箱根大涌谷が噴火警戒レベル２に引き上げられたことを受け、６月３日に小田原土木センターと災害協定を締結している協会員４４社が「箱根見守り隊」を結成しました。
隊の活動としては、道路の通行止め作業や、降灰が発生した際の道路啓開を想定しての勉強会や訓練を実施しています。
特に降灰除去訓練では、わざわざ鹿児島県桜島の降灰を取り寄せ、現場を再現した上でペイローダーや道路清掃車により、機械の除去能力を確認する念の入りようでした。
��茨城県建設業協会太田支部「命を救う縁石設置工事について」
会員企業２１社と小規模ながら、毎年８月１０日（道の日）のカーブミラー清掃、年２回の除草作業、年１回の献血活動を実施しています。
また、最近では公園前での子供飛び出し事故が多発したことから、２１社全ての代表が集合して、地元への縁石設置説明会を行った上で、ボランティアで「縁石設置工事」を行いました。
��隂山建設株式会社(福島県)「茨城県常総市役所庁舎ボランティア活動について」
東日本大震災における除染技術実証事業としての技術提案が公募され、応募件数１７７件のうち、選定件数は２０件という狭き門でしたが、福島県の隂山建設�蠅任和膣覿箸筌后璽僉璽璽優灰鹽�と肩を並べ、地元建設会社として、唯一２件選定されるという快挙を成し遂げました。
１つは構造物等の除染技術として、「特殊除染機械を使用した除染技術（吸引除染）」、２つ目は土壌の減容化技術として、「情報通信技術施工（ICT）による汚染除去技術」です。
特に吸引除去については、今までの除染で問題とされていた側溝やタイル目地等に高濃度の放射性物質がたまる「ホットスポット」を発生させず、手作業でしかできなかった作業も効率よく広範囲に除染できるようにしました。
この技術は平成２７年９月に発生した鬼怒川堤防決壊により、浸水で泥まみれとなった茨城県常総市役所庁舎の洗浄作業にも流用されました。
他にも仮設住宅への門松寄贈や募金活動、献血活動、災害対応自販機の設置等数多くの社会貢献活動を展開しています。
また、記念講演会では、サッカー日本代表の長友選手のトレーナーとして有名であり、多くのメディアで活躍中の木場 克己氏（KOBA式体幹バランストレーニング協会代表）から「建設従事者のための体幹トレーニングについて」について講演がありました。
これについて、(一財)建設業振興基金のホームページ内には下記のとおり、特設コーナー（リンク）も設置され、動画や説明書も公開されていますので是非ご活用下さい。
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