2017/9/11 月曜日

県内初!「けんせつ小町に会おう 工事現場見学会」を開催しました!

Filed under: 建設業協会 — admin @ 14:55:27

平成29年8月23日、女性のみを対象にした現場見学会「けんせつ小町に会おう 工事現場見学会」を開催しました。(主催:山口県、共催:山口県建設業協会、協力:国土交通省山口河川国道事務所、後援:山口県教育委員会、山口県地域を支える建設産業担い手確保・育成協議会)

これは、建設業に興味のある女子学生や女性求職者等に、建設産業で働く女性の仕事ぶりや現場の魅力を伝え、建設産業に対する理解を深めてもらうために企画されたもので、山口県内では初の試みとなります。

当初募集定員を20名程度としていましたが、予想を大きく上回る応募があり、当日は徳山商工高等学校、徳山工業高等専門学校、岩国工業高等学校から延べ36人もの女生徒が集まりました。

当日は関係者等とともに2台のバスに乗り込み、一路、長門市の国道491号「長門俵山道路」の工事現場に向かいました。

現場には、県内初の女性限定現場見学会ということで、多くのテレビ局や新聞社の取材がありました。

初めに見学したのは、長門市俵山の大寧寺第1トンネル。建設中のトンネル内部に入り、使用されている機材や作業工程などを実際に見ながら、建設会社の担当者の方から説明を受けました。

参加者の皆さんは、薄暗いトンネルの中で少し緊張した面持ちでしたが、足下を確かめたり、大きな機材や天井を見上げたりしていました。 また担当者の方から女性が働きやすい職場づくりについての取組も紹介され、熱心にメモを取る生徒さんも見られました。

次に訪れたのが、同市深川湯本にある深川川橋新設現場。到着するなり目に飛び込んできた650トンを釣り上げる巨大クレーンに、思わず声が上がります。 建設中の橋の下にJR美祢線が通っているため、その運行の妨げにならないように、巨大クレーンを使って橋桁をかけるとの説明に感嘆し、質問をしたり写真撮影をする姿もありました。

見学を終えた参加者の皆さんにお話を伺うと「自分が通っているトンネルがこんな風につくられるのかと圧倒された」「建設業は大変だけどすごくやりがいがある仕事だと思った」などの声が聞かれ、スケールの大きな現場に目を輝かせている姿が印象的でした。

見学の後は湯本温泉のホテルにて、建設業で活躍されている女性技術者や技能者の方と参加者の皆さんで、意見交換会が行われました。

昼食をとりながら、わきあいあいとした雰囲気の中、働き方や進路について積極的な意見交換がされていました。

徳山工業高等専門学校・専攻科2年の小山さん(写真上左)「土木系の会社に内定していますが、体力面や結婚、出産など女性ならではの不安もありました。実際に働いている方に生の声を聞くことができて良かったです」と笑顔で話してくれました。

また本協会の女性入職促進委員である秋枝 照美さん(共栄産業(株))「話してみると皆さんそれぞれ夢を持っていて、今回の見学会も胸に響いたようでした。 建設業で働くかっこいい女性になってくれたら嬉しいですね」と、参加者の皆さんの将来に期待を寄せていました。

多くの参加者で賑わった今回の見学会。イキイキとした女性の姿は、建設業の新しい未来を感じさせてくれました。 当協会では今後も国や県と連携しながら、建設業への女性の入職促進に取り組んでいきます。

最後に、今回参加した生徒のアンケート結果はこちらでご覧ください

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